たて‐ぶえ【縦笛/竪笛】
尺八・篳篥(ひちりき)・クラリネット・オーボエ・リコーダーなど、縦に構えて吹く笛。日本では特にリコーダーをさす場合が多い。→横笛
たて‐ぶみ【立(て)文/竪文】
書状の形式の一。書状を礼紙(らいし)で巻き、その上をさらに白紙で包んで、包み紙の上下を筋違(すじか)いに左、次に右へ折り、さらに裏の方へ折り曲げるもの。折り曲げた部分を紙縒(こより)で結び、表に...
たて‐ぶん【立て分】
義理を立てること。「一通も封を切らぬが、いづれも様への—」〈浄・宵庚申〉
たて‐ボイラー【立(て)ボイラー】
円筒胴体が立てて据え付けられる小形のボイラー。効率は低いが、据え付け面積が小さくてすむ。
たて‐ぼう【縦棒】
1 垂直方向に取り付けた棒。 2 漢字の、たてに引いた線。たて画。⇔横棒。
たて‐ぼし【立(て)干し/建(て)干し】
遠浅の海中に網を建て回し、潮が引いたときに残された魚を捕る漁法。江干し。江切り。たて。
たて‐ぼり【縦堀/竪堀】
山城の周囲の斜面に、城に対して垂直に掘られた堀。→横堀
たて‐まい【建米】
1 江戸時代の帳合米(ちょうあいまい)取引で、その日のうちに転売・買い戻しを行わない米。夜越米(よこしまい)。 2 第二次大戦前の米穀取引所で、取引の標準とした米。
たて‐まえ【立前/建前】
1 原則として立てている方針。表向きの考え。「—と本音」「—を崩す」 2 行商人や大道商人が商品を売るときの口上。売り声。「さあさあこれからがこちの商売…、ああこりゃ—どころぢゃない」〈浄・歌祭文〉
たて‐まえ【建前】
家屋の建築で、基礎の上に柱・梁(はり)・棟など主な骨組みを組み立てること。また、その時に行う祝い。棟上げ。上棟(じょうとう)式。