卵(たまご)に目鼻(めはな)
色白でかわいらしい顔だちのたとえ。
他人(たにん)の疝気(せんき)を頭痛(ずつう)に病(や)む
自分に関係のない物事で心配をすることのたとえ。
卵(たまご)を見(み)て時夜(じや)を求(もと)む
《「荘子」斉物論から》卵のうちから、鶏となって時を告げることを待ち望む。順序を考えず、せっかちに結果を求めるたとえ。
卵(たまご)の四角(しかく)と女郎(じょろう)の誠(まこと)
四角い卵がないように、遊女が客に真心をもつはずがないこと。あるはずのないことのたとえ。
狸(たぬき)の睾丸(きんたま)八畳敷(はちじょうじ)き
狸の陰嚢(いんのう)の非常に大きいことをいう言葉。大きく広がった物のたとえ。
掌(たなごころ)を指(さ)す
物事がきわめて明白で疑問の余地もないことのたとえ。
たま‐の‐お【玉の緒】
1 玉を貫き通した細ひも。また、その宝玉の首飾り。「初春の初子(はつね)の今日の玉箒(たまばはき)手に取るからに揺らく—」〈万・四四九三〉 2 《玉をつなぐ緒が短いところから》短いことのたとえ。...
たとえ‐ば【例えば】
[副] 1 前に述べた事柄に対して具体的な例をあげて説明するときに用いる語。例をあげていえば。「球技、—野球やテニスが好きだ」 2 多く「ようだ」「ごとし」を伴って、ある事柄を他の事にたとえると...
炭団(たどん)に目鼻(めはな)
色黒で、目鼻だちのはっきりしない顔のたとえ。
たとしえ‐な・し【譬へ無し】
[形ク]たとえようがない。くらべようがない。「すこし荒れたりつる院の内、—・く狭げにさへ見ゆ」〈源・若菜下〉