立(た)つ鳥(とり)跡(あと)を濁(にご)さず
立ち去る者は、あとが見苦しくないようにすべきであるということ。退きぎわのいさぎよいことのたとえ。飛ぶ鳥跡を濁さず。
蛸(たこ)の糞(くそ)で頭(あたま)に上(あ)がる
《蛸の胴が頭のように見えて、糞が頭にあると考えたところから》自分は思い上がって得意になっているが、他人からはいやしめられていることのたとえ。
蛸(たこ)の共食(ともぐ)い
同類のものが互いに害し合うことのたとえ。
出(だ)すことは舌(した)を出(だ)すのも嫌(きら)い
ひどく出し惜しみすること、非常にけちであることのたとえ。
たこ‐つぼ【蛸壺】
1 海底に沈め、蛸が入るのを待って引き上げる素焼きの壺。《季 夏》 2 戦場で、兵士一人が隠れるために掘った穴。 3 自分だけ、または仲間内だけの狭い世界に閉じこもっていて、外部に目を向けないこ...
ただごと‐うた【徒言歌】
古今集仮名序の和歌の六義(りくぎ)の一。物にたとえないで、ありのままに詠んだ歌。江戸時代、小沢蘆庵(おざわろあん)が理想の風体として主張した。
だちょう‐しょうこうぐん【駝鳥症候群】
目の前にある問題や危険を直視せず、何もしないでやりすごそうとする心の状態。米国の心理学者ワイナーによる用語。オストリッチコンプレックス。 [補説]体の大きなダチョウが、身に危険を感じた際に砂の中...
立(た)ち臼(うす)も二階(にかい)へ登(のぼ)る
ありえないことが起こることのたとえ。
だん‐りん【檀林/談林】
《「栴檀林(せんだんりん)」の略。僧の集まりを栴檀の林にたとえたもの》 1 仏教の僧徒の学問修行の道場。室町末期から行われ、江戸時代の浄土宗の関東十八檀林は有名。 2 寺の異称。 3 「談林風」...
血(ち)の出(で)るよう
非常に心身を苦しめ、努力するたとえ。血が滲(にじ)むよう。「—な苦労」