ぐうはつ‐しょう【偶発症】
医療上の検査や治療に伴って、たまたま生じる不都合な症状。患者の体質・体調によることもある。
おの‐ず‐から【自ずから】
[副]《「己(おの)つ(格助詞)柄(から)」の意》 1 そのもの自体の力、成り行きに基づくさま。自然に。ひとりでに。おのずと。「この誤解は時が来れば—解ける」 2 偶然。たまたま。まれに。「—礎...
いて【凍て/冱て】
《動詞「い(凍)つ」の連用形から》寒気でこおりつくこと。こおったように感じられること。《季 冬》「庭草のよごれしままに風の—/白雄」「偶々(たまたま)咲懸ッた恋の蕾も、事情というおもわぬ—にかじ...
け‐りょう【仮令】
《たとえば、たといの意の漢語「仮令」を音読みにした語》 [副] 1 たとえば。「—郭公(ほととぎす)などは、山野を尋ね歩きて聞く心を詠む」〈無名抄〉 2 たとい。かりに。「—仏といふは…と知り...
あり‐あい【有り合い】
たまたまそこにあること。ありあわせ。「何か肴(さかな)は—でいいや」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
あり‐あわせ【有り合(わ)せ】
特に準備したのではなく、たまたまその場にあること。また、そのもの。ありあい。「—の菓子をすすめる」
あり‐あ・う【有り合う/在り合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 たまたまそこにある。ありあわせる。「幸い—・う茶碗でそっと舷外の水をすくって」〈蘆花・思出の記〉 2 ちょうどそこに居合わせる。「至れりし国にてぞ、子産めるものども—・へ...
あり‐あわ・せる【有り合(わ)せる/在り合(わ)せる】
[動サ下一][文]ありあは・す[サ下二] 1 たまたまそこにある。「—・せた紙に書く」 2 ちょうどその場にいる。居あわせる。「折節御前に、豊田隼人といふ大目付—・せ」〈浮・伝来記・三〉
いっ‐こ【一顧】
[名](スル)ちょっと振り返って見ること。ちょっと心にとめてみること。一考。「—だにしない」「好事家(こうずか)が偶(たまたま)—するに過ぎないから」〈鴎外・渋江抽斎〉
いたり‐て【至りて】
[副]程度のはなはだしいさま。非常に。いたって。「—愚かなる人は、たまたま賢なる人を見てこれを憎む」〈徒然・八五〉