お・う【負う】
[動ワ五(ハ四)] 1 背中や肩にのせる。背負う。「重い荷を—・う」 2 身に受ける。また、自分で引き受ける。かぶる。「責任を—・う」「恨みを—・う」 3 傷を受ける。「重傷を—・う」「損害を—...
おう‐うつ【蓊鬱】
[ト・タル][文][形動タリ]草木が盛んに茂るさま。「既にして松林の—たるを見る」〈東海散士・佳人之奇遇〉
おう‐おう【嚶嚶】
[ト・タル][文][形動タリ]鳥の鳴き交わす声。「いかなる名鳥か—として」〈鏡花・湯島詣〉
おう‐おう【怏怏】
[ト・タル][文][形動タリ]心が満ち足りないさま。晴れ晴れしないさま。「—として楽しまず」「居常(いつも)—として不平を酒盃(さけ)に漏(も)らしつ」〈蘆花・不如帰〉
おう‐おう【汪汪】
[ト・タル][文][形動タリ]水が豊かにたたえられているさま。転じて、人の心の広いさま。「—たる大河」
おうさか‐の‐せき【逢坂の関】
逢坂山にあった関所。三関の一。東海道・東山道の京都への入り口にあたる要所。蝉丸(せみまる)が住んだという蝉丸神社(関明神)がある。[歌枕]「これやこの行くも帰るも別れつつ知るも知らぬも—」〈後撰...
おう‐しき【黄鐘】
日本音楽の十二律の一。基音の壱越(いちこつ)より七律高い音で、中国の十二律の林鐘(りんしょう)、洋楽のイ音にあたる。
おう‐しゅう【奥州】
陸奥(むつ)国の異称。白河・勿来(なこそ)の関から北の磐城(いわき)・岩代・陸前・陸中・陸奥(むつ)5か国の総称。現在の福島・宮城・岩手・青森の4県と秋田県の一部にあたる。 [補説]市名別項。→奥州
おう‐しょう【応鐘】
1 中国音楽の十二律の一。基音の黄鐘(こうしょう)より二律高い音。日本の十二律の上無(かみむ)にあたる。 2 陰暦10月の異称。
王臣(おうしん)蹇蹇(けんけん)躬(み)の故(ゆえ)にあらず
《「易経」蹇卦から》臣下たるもの、一身の利害を忘れて君主に尽くすべきであるということ。蹇蹇匪躬(ひきゅう)。