ひと‐り【一人/独り】
[名] 1 人数が1であること。一個の人。いちにん。「—に一つずつ配る」「乗客の—」 2 仲間・相手がいなくて、その人だけであること。単独。「—で悩む」「—でいるのが好きだ」 3 他の人の助け...
かた‐くち【片口】
1 一方の人だけの言い分。「—では事の真相はわからない、と思い返して」〈里見弴・安城家の兄弟〉 2 一方にだけつぎ口のある長柄の銚子。 3 一方にだけつぎ口のある鉢。 4 馬の口取り縄を、左また...
みっ‐そう【密葬】
[名](スル)ひそかに死者を葬ること。特に、身内だけで内々に葬式をすること。また、その葬式。「親族だけで—する」→本葬 [補説]本来は、身内だけで簡単な葬儀を行い火葬もすませること。後日、死亡通...
きき‐かじ・る【聞き齧る】
[動ラ五(四)]物事の一部分、またはうわべだけを聞いて知る。ちょっと聞いただけの知識を持つ。「新しい学説を—・っただけの議論」
これ‐ばかり【此れ許り/是許り】
1 目の前に示されている分量・程度。多く、その少ないことを強調していうのに用いる。こんな程度。これっぱかり。「—の金では足りない」 2 このことだけ。このものだけ。これだけ。「—はお許しください...
もうし‐わけ【申(し)訳/申(し)分け】
1 申し開き。言いわけ。弁解。「—が立つ」「—がない」「出席できず—ありません」 2 なんとか形だけつけること。体裁だけであること。「—に並べただけのもの」「—程度の謝礼」
ぽつり
[副] 1 雨やしずくが一つ落ちるさま。ぽつん。「雨粒が—と顔に当たる」 2 点や穴などが一つだけできるさま。ぽつん。「虫に刺されて—と赤くなる」 3 それだけ孤立しているさま。ぽつん。「雲が一...
しもいちだん‐かつよう【下一段活用】
動詞の活用形式の一。語形が五十音図の「エ」段の音(または、それに「る」「れ」「よ」「ろ」のついた形)だけで語形変化するもの。「イ」段だけに語形変化する上一段活用に対していう。文語では「蹴(け)る...
ちゃうす‐げい【茶臼芸】
1 《茶臼は茶をひくことだけに用いるところから》一つの芸だけにすぐれていること。また、一つだけ得意とする芸。石臼芸に対していう。「—を鼻にかけたがる」〈滑・浮世風呂・前〉 2 《1の誤解から》「...
くち‐さき【口先】
1 口の先端。「—をとがらせる」 2 本心でないうわべだけの言葉。ただ口でだけ言っている言葉。また、ものの言い方。「—だけの約束」「—で人を言いくるめる」「—のうまい人」