ちゃや‐もの【茶屋者】
1 引手茶屋・色茶屋などを営業する者。 2 「茶屋女」に同じ。「横町の仕立て物屋、縫箔屋(ぬひはくや)の女房は、そのまま—の風儀にて」〈浮・胸算用・二〉
ちゃ‐ゆ【茶油】
茶の種子から得られる不乾性油。椿油の代用にする。
ちゃら
1 口から出まかせを言うこと。でたらめ。ちゃらくら。「—を言う」 2 貸し借りをなしにすること。差し引きゼロ。帳消し。「—にする」 3 なかったことにすること。「話を—にする」
ちゃら・い
[形]俗に、服装が安っぽく派手なさま。ちゃらちゃらしているさま。また、軽薄で浮ついて見えるさま。「—・い男」
ちゃら‐お【ちゃら男】
ちゃらちゃらした男。安っぽく派手な服装で媚びを売り、浮ついて軽薄に見える男。
ちゃら‐か・す
[動サ四]でまかせを言う。また、冗談を言ってからかう。ちゃかす。「きついしゃれさなどと—・しても」〈洒・辰巳婦言〉
ちゃら‐きん【ちゃら金】
江戸末期、各地で偽造された二分金の俗称。真鍮(しんちゅう)に鍍金(ときん)するなど悪質のものも多く、ちゃらちゃらと音がしたのでいう。
ちゃら‐くら
「ちゃら1」に同じ。「ちゃらくらと」の形で副詞的にも用いる。「あのお方は大の—ぢゃよって油断はならぬぞえ」〈洒・南遊記〉 「いろいろ—とことわりを言ひちらし」〈滑・膝栗毛・五〉
ちゃら・ける
[動カ下一]ちゃら(出まかせ)を言う。冗談めかしてふざける。
ちゃら‐こ【ちゃら子】
ちゃらちゃらした女性。安っぽく派手な服装で媚びを売り、浮ついて軽薄に見える女性。