ちょう・する【貼する】
[動サ変][文]てふ・す[サ変]《「ちょうずる」とも》糊(のり)などではりつける。「壁という壁には、めでたき画を—・したり」〈鴎外訳・即興詩人〉
ちょう・する【徴する】
[動サ変][文]ちょう・す[サ変] 1 呼び寄せる。召す。「将兵を—・する」 2 証明する。また、照らし合わせる。「実例に—・する」 3 取り立てる。徴収する。「税を—・する」 4 もとめる。要...
ちょう・する【潮する】
[動サ変][文]てう・す[サ変]おもてにあらわす。表面に見せる。多く「紅を潮する」の形で顔を赤らめるの意に用いる。「面に紅を—・して我手を取り」〈鴎外訳・即興詩人〉
ちょう・する【諜する】
[動サ変][文]てふ・す[サ変]ひそかに事情やようすを探る。「直弼—・して之を知り」〈田口・日本開化小史〉
ちょう・する【寵する】
[動サ変][文]ちょう・す[サ変]特別にかわいがる。愛する。いつくしむ。「健全なる右手(めて)を伸ばして星子を—・して居る」〈木下尚江・良人の自白〉
ちょうず【手水】
《「てみづ」の音変化》 1 手や顔などを水で洗うこと。社寺に参拝する前などに、手や口を水で清めること。また、その水。「—を使う」 2 《用便のあと手を洗うところから》便所へ行くこと。また、小便。...
ちょう・ず【打ず】
[動サ変]打ちたたく。なぐる。「見るに—・ぜんこといとほしくおぼえければ」〈宇治拾遺・九〉
ちょう・ず【牒ず】
[動サ変]回状をまわす。牒で知らせる。「相共に鎌倉を責むべき由を国司の方へ—・ぜらる」〈太平記・一九〉
ちょう・ず【調ず】
[動サ変] 1 ととのえる。調達する。「風衣(とんびがっぱ)の旅服を—・ぜり」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉 2 料理する。調理する。「若菜など—・じてやと」〈源・若菜下〉 3 祈って怨霊や物の怪(け...
ちょう・ず【懲ず】
[動サ変]こらしめる。こりるようにする。「今少し—・ぜむと思ふ心あり」〈落窪・二〉