月(つき)の桂(かつら)を折(お)る
《「晋書」郤詵(げきしん)伝の「桂林の一枝」の故事が、のちに月の桂の伝説と結びついたもの》官吏登用試験に合格する。→桂(かつら)を折る
つき‐の‐き【槻の木】
ケヤキの古名。〈和名抄〉
つき‐の‐きゃく【月の客】
月見をしている人。月見客。《季 秋》「岩鼻やここにもひとり—/去来」
つき‐の‐くらい【月の位】
江戸時代の上方で、下級女郎の称。月(がち)。
つき‐の・ける【突き除ける/突き退ける】
[動カ下一][文]つきの・く[カ下二]突いて、わきに押しやる。手荒く押しのける。「人を—・けて進む」
つき‐の‐ころ【月の頃】
月が出ているころ。月の眺めのよいころ。特に、満月の前後数日の間。「夏は夜。—はさらなり」〈枕・一〉
つき‐の‐さかずき【月の杯】
杯を月にたとえていう語。美しい杯。「—さす袖も雪をめぐらす袂(たもと)かな」〈謡・紅葉狩〉
つき‐の‐さわり【月の障り】
1 月経。メンス。月のもの。 2 月の光をさえぎるもの。「女松にておはすらん、—になるほどに」〈咄・露がはなし・二〉
つき‐の‐ざ【月の座】
⇒月の定座(じょうざ)
つき‐の‐しずく【月の雫】
1 露の異称。 2 ブドウの実を、一粒ずつ白砂糖の衣でくるんだ菓子。山梨県甲府市の銘菓。