月(つき)に異(け)に
月ごとに。月ごとにまして。「—日に日に見とも」〈万・九三一〉
つきにつかれたピエロ【月に憑かれたピエロ】
《原題、(フランス)Pierrot lunaire》シェーンベルクの連作歌曲。1912年作曲。ベルギーの作家アルベール=ジローの詩に基づく。ソプラノ独唱と小編成管弦楽のための作品であり、無調音楽...
つきにほえる【月に吠える】
萩原朔太郎の第1詩集。大正6年(1917)刊。近代人の精神的孤独や憂鬱(ゆううつ)を鋭い感受性をもって表現し、音楽的な口語自由詩の美しさを完成させた。
月(つき)に磨(みが)・く
月光を浴びて、景色がいっそう美しく見える。「雪降れば峰の真榊(まさかき)うづもれて—・けるあまのかぐ山」〈新古今・冬〉
月(つき)に叢雲(むらくも)花(はな)に風(かぜ)
世の中の好事には、とかく差し障りが多いことのたとえ。
つきぬき‐にんどう【突貫忍冬】
スイカズラ科の蔓性(つるせい)の低木。葉は対生するが、茎の先のほうでは基部が合着し、葉の中央を茎が貫く。初夏、茎の先に漏斗状の橙色の花が多数咲く。北アメリカの原産。
つき‐ぬ・く【突(き)抜く】
[動カ五(四)]突いて、反対側まで通す。突きつらぬく。「槍(やり)で—・く」 [動カ下二]「つきぬける」の文語形。
つき‐ぬけ【突(き)抜け】
1 突き抜けること。突き通ること。 2 向こう側へ通り抜けること。「—になっている路地」
つきぬけ‐うら【突(き)抜け裏】
表通りへ抜けられる裏路地。
つき‐ぬ・ける【突(き)抜ける】
[動カ下一][文]つきぬ・く[カ下二] 1 突き通って裏まで抜ける。「弾丸が壁を—・ける」 2 向こう側へ通り抜ける。「湿地帯をようやく—・ける」