つづら‐こ【葛籠】
「葛籠(つづら)1」に同じ。
つづら‐ふじ【葛藤】
ツヅラフジ科の落葉性の蔓(つる)植物。山地にみられ、蔓で他に巻きつく。葉は広卵形または円形で柄が長く、互生。雌雄異株で、夏、淡緑色の花をつける。蔓はかごを編む材料となり、根や茎は漢方で漢防已(か...
つづらぶみ【藤簍冊子】
江戸後期の歌文集。6巻。上田秋成著。享和2年(1802)成立、文化2〜3年(1805〜06)刊。流麗な雅文体で記された紀行・文集と和歌からなる。
つづり【綴り】
1 つづること。また、つづったもの。とじ合わせたもの。「伝票の—」 2 欧米語などを表記する際の、文字の並び。スペリング。スペル。「ローマ字—」 3 布切れなどをつぎ合わせて作った粗末な衣服。つ...
つづり‐あわ・せる【綴り合(わ)せる】
[動サ下一][文]つづりあは・す[サ下二]つづって一つのものにする。とじ合わせる。「書類を—・せる」
つづり‐かた【綴り方】
1 欧米語の単語を書き表すときの文字の並べ方。 2 旧制小学校の教科の一。文章を作る方法。今の作文にあたる。
つづり‐が【綴蛾】
メイガ科のガ。翅(はね)の開張約3センチ。雌の前翅の中央に黒点が一つある。幼虫は米を食害し、糸を出してつづり合わせ巣を作る。一点穀蛾(いってんこくが)。
つづり‐させ
[副]《冬の用意に衣を「綴り刺せ」と鳴いているように聞こえるところから》ツヅレサセコオロギの鳴き声。「秋風にほころびぬらし藤袴—てふきりぎりすなく」〈古今・雑体〉
つづ・る【綴る】
[動ラ五(四)] 1 欠けたり破れたりしたところをつぎ合わせる。また、とじる。とじ合わせる。「袖のほころびを—・る」「書類を—・る」 2 言葉をつらねて詩歌や文章を作る。「文章を—・る」 3 仮...
つづれ【綴れ】
1 破れをつぎ合わせた衣服。ぼろの着物。ぼろ。つづれごろも。「—をまとう」 2 「綴れ織り」に同じ。「—の帯」 3 「裂き織り」に同じ。