て‐か【手下】
「てした」に同じ。「厳めしき名の親分が—につきて」〈一葉・たけくらべ〉
て‐かがみ【手鏡】
手に持って使う、柄(え)のついた小さな鏡。
て‐かがみ【手鑑】
1 代表的な古筆切(こひつぎれ)やその写しを集めて帖(じょう)に仕立てたもの。もと古筆の鑑定用として作られた。古筆手鑑。 2 手本。模範。
て‐かき【手書(き)】
1 文字をじょうずに書く人。能書家。能筆。「小野道風と云ふ—を以て」〈今昔・二四・三一〉 2 記録する役目。書記。「—に具せられたる大夫房覚明(たいふばうかくめい)を召して」〈平家・七〉
手書(てか)きあれども文書(ふみか)きなし
字をじょうずに書く人は多いが、文章のうまい人はあまりいない。
て‐かぎ【手鉤】
1 鳶口(とびぐち)の一種。長さ約60センチ、筋金入りのカシの棒の中ほどに鉤をつけたもの。鳶頭(とびがしら)が使った。 2 荷物などを引き寄せるのに使う、短い柄の先に鉤のついたもの。 3 大形魚...
て‐かけ【手掛(け)/手懸(け)】
1 器物の、手をかける所。「—穴」「—金物」 2 《手をかけて愛する者の意。「妾」とも書く》めかけ。そばめ。
てかけ‐ばら【手掛け腹/妾腹】
「めかけばら」に同じ。「御存じの通りお—のお姫様」〈浄・反魂香〉
て‐かげん【手加減】
[名](スル) 1 手に持った感じや手に握ったぐあいで分量や程度をはかること。「—をのみこむ」 2 相手や状態に応じて、扱いの厳しさの度合いをゆるめること。てごころ。手勝手。「—を加える」「初め...
て‐かご【手籠】
手にさげて持つ小さな籠。