いと‐でんわ【糸電話】
玩具の一。長い糸の両端に筒をとりつけ、一方の筒に口を当てて話すと、糸が振動して音が伝わり、もう一方の筒に聞こえるもの。
おき‐ふる・す【置き旧す】
[動サ変]使わないでおいて、古くする。打ち捨てておいて、長い時間がたつ。「おしてる難波菅笠—・し後は誰(た)が着む笠ならなくに」〈万・二八一九〉
あな‐つぎ【穴継ぎ】
衣服などにできた穴に布を当ててつくろうこと。
あに‐ぶん【兄分】
1 仮に兄と定めた人。兄貴分。⇔弟分。 2 男色関係で、年上の者。念者(ねんじゃ)。「—への義理を立ててはこの山出づる事なし」〈浮・御前義経記・一〉
アドホック‐ビルド【ad hoc build】
米国アップル社のiPhone・iPad用アプリケーションの開発工程において、他の端末に配布してテストするため、実行可能なアプリケーションを作成すること。または、その実行ファイル。あらかじめ登録さ...
あな‐かしこ
[連語]《感動詞「あな」+形容詞「かしこし」の語幹》 1 恐れ多く存じます、の意で、手紙文の終わりに用いて相手に敬意を表す語。多く女性が用いる。 2 ああ、恐れ多い。「—とて箱に入れ給ひて」〈竹...
あと‐ふところ【後懐/跡懐】
実の親にかわって、養い親が子を大切に育てること。「—で生(お)ほし立てて、心の底までよくよく知って候」〈平家・四〉
あま‐だり【雨垂り】
1 あまだれ。「簷端(のきば)を繞(めぐ)る—も何と無く物凄じく」〈鉄腸・花間鶯〉 2 軒の雨だれが落ちる所。「坊主が秘蔵の水瓶を、—の石に打ち当ててうち割りて置きつ」〈沙石集・八〉
あそぶ‐いと【遊糸】
《「遊糸(ゆうし)」の訓読みから》陽炎(かげろう)。いとゆう。「曇りなくなぎたる空に—に琴柱(ことぢ)をたてて帰る雁(かりがね)」〈夫木・五〉
当(あ)てに◦する
心の中で期待し頼りにする。先行きの予想を立てて頼みとする。「実家からの仕送りを—◦する」