もの‐もどき【物抵牾】
何かにつけてさからい非難すること。「—うちし、われはと思へる人の前にては、うるさければ」〈紫式部日記〉
ものか
[終助]《連語「ものか1」から》連体形に付く。きっぱりと否定する意を表す。「君などに負ける—」「二度と来る—」 [補説]くだけた話しことばでは「もんか」ともなるが、ともに改まった場や、目上の人に...
も‐はや【最早】
[副] 1 ある事態が実現しようとしているさま。早くも。まさに。「—今年も暮れようとしている」 2 ある事態が変えられないところまで進んでいるさま。今となっては。もう。「—如何ともしがたい」「—...
モノクローナル‐こうたい【モノクローナル抗体】
《monoclonal antibody》単一の抗体を産生する細胞のクローンから得られ、一種類の抗原決定基(エピトープ)とだけ反応する抗体。抗体を産生するB細胞と増殖能力をもつ腫瘍(しゅよう)細...
もの‐うじ【物倦じ】
「ものうんじ」の撥音の無表記。「あはれと思ひし人の、—してはかなき山里に隠れゐにけるを」〈源・玉鬘〉
もっ‐たい【勿体/物体】
1 外見や態度の重々しさ。 2 態度や風格。また、物の品位。「遣手(やりて)にしては—がよし」〈伎・助六〉
もて‐そこな・う【もて損なふ】
[動ハ四]しそこなう。しそんじる。「とてもかくても、わが怠りにては—・はじ」〈源・浮舟〉
もて‐さわ・ぐ【もて騒ぐ】
[動ガ四]大騒ぎする。もてはやす。「いと深き堀にて、とみにえ引き上げでとかく—・ぐ程に」〈落窪・二〉
もて‐な・す【もて成す】
[動サ五(四)] 1 人を取り扱う。待遇する。あしらう。「国賓として—・す」「よそよそしく—・される」 2 心をこめて客の世話をする。饗応する。馳走(ちそう)する。「山海の珍味で—・す」「客を酒...
物(もの)は相談(そうだん)
1 物事は相談してみるものである。人と相談すれば、思わぬ名案が浮かぶこともあるということ。 2 相談を持ち掛けるときなどに呼び掛ける言葉。「—だが、代わりに君が行ってはくれないか」