然(さ)もそうず
１ 《「さもさうらはず」の音変化》いや、そうではない。とんでもない。「—。入道殿こそ過分の事をばのたまへ」〈平家・二〉 ２ 《「さもさうらはんず」または「さもさうらはんとす」の音変化》それもそう...
さ‐みだれ【五月雨】
《「さ」は五月(さつき)などの「さ」、「みだれ」は水垂(みだれ)か》 １ 陰暦5月ごろに降りつづく長雨。梅雨。つゆ。さつきあめ。《季 夏》「—を集めて早し最上川／芭蕉」 ２ 断続的にいつまでもだ...
然(さ)もな・い
それほどでもない。たいしたことはない。「—ことだ」
さら【更】
［形動ナリ］ １ （多く「言へばさらなり」「言ふもさらなり」の形で用いて）いまさらめいているさま。わざとらしいさま。「内の心は言へば—なり」〈かげろふ・上〉 ２ 《「言へばさら」「言ふもさら」の...
さや【鞘】
１ 刀剣類の刀身の部分を納めておく筒。刀室(とうしつ)。 ２ 筆や鉛筆などの先端を保護するためにかぶせる筒。キャップ。 ３ 堂・蔵・牢(ろう)などの外囲い。「—堂」 ４ 値段や利率の差・開き。売...
然(さ)もや
１ そのように…か。「—染みつかむと、あやふく思ひ給へり」〈源・末摘花〉 ２ 《下に「あらむ」が略された形》そうでもあろうか。あるいはそうか。「—と、また思ひ乱れ給ふ」〈源・橋姫〉
先(さき)に立(た)・つ
１ 先頭になる。物事を率先して行う。「市民運動の—・って活動する」 ２ 他のことに優先して、その状態や気持ちになる。「怒りよりも悲しみが—・つ」 ３ まっさきに必要である。「どんな時でも—・つも...
きょむへのくもつ【虚無への供物】
塔晶夫の筆名で書かれた、中井英夫の長編小説。昭和37年（1962）、前半部分を第8回江戸川乱歩賞に応募、最終候補作のひとつとなる。後半部分を書き足して、昭和39年（1964）に刊行。後に、中井英...
さる‐こと【然る事】
［連語］ １ そのようなこと。そういうこと。そんなこと。「—はさておき」 ２ いうまでもないこと。もちろんのこと。もっともなこと。「日ごろの心がけも—ながら」 ３ たいしたこと。りっぱなこと。「...
コンバインド‐チャージング‐システム【combined charging system】
ゼネラルモーターズやフォルクスワーゲンなど、米国・ドイツの自動車メーカーが提案する電気自動車向け急速充電器の充電規格。実用化で先行する日本のチャデモ方式に対抗するもので、急速充電と普通充電のプラ...
