あじけ‐な・い【味気無い】
[形][文]あぢけな・し[ク]おもしろみや魅力がなくつまらない。あじきない。「—・い話」「—・い人生」 [補説]「味気」は当て字。 [派生]あじけなさ[名]
あたじけ‐な・い
[形][文]あたじけな・し[ク]欲が深い。けちだ。しみったれだ。「暮しは贅沢といえない迄も、—・く切り詰めた無弾力性のものではなかった」〈漱石・こゝろ〉 [派生]あたじけなさ[名]
かたじけな・い【忝い/辱い】
[形][文]かたじけな・し[ク] 1 もったいない。恐れ多い。「—・いお言葉」 2 身に受けた恩恵などに対して、感謝の念でいっぱいであるさま。身にすぎて、ありがたい。「ご好意のほどまことに—・く...
すけな・い【少ない】
[形]《近世後期以降の語》「すくない」の音変化。「向うは高が—・いから」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
あっけ‐な・い【呆気ない】
[形][文]あっけな・し[ク]思ったより内容が貧弱または単純で、おもしろみがない。期待外れでもの足りない。「—・い結末」「—・く敗れる」 [派生]あっけなさ[名]
そっけ‐な・い【素っ気無い】
[形][文]そっけな・し[ク]他人に対する思いやりや温かさが感じられない。すげない。「—・く答える」「—・い態度」 [派生]そっけなさ[名]
むげつけ‐な・い
[形][文]むげつけな・し[ク]《中世・近世語》「むげちない」に同じ。「どこの国にか—・い、帷子(かたびら)一つで追ひ出し」〈浮・乙女織〉
他(た)を寄(よ)せ付(つ)け◦ない
他に大きく差をつけてまさっている。
もちつけ◦ない【持(ち)付けない】
[連語]《動詞「もちつける」の未然形+打消しの助動詞「ない」》ふだんは持たないものを持って、慣れない感じがする。持ち慣れない。→持ち付ける
足元(あしもと)へも寄(よ)り付(つ)け◦ない
「足元にも及ばない」に同じ。「あの人の頭のよさには私なんか—◦ない」