もえ‐わた・る【燃え渡る】
[動ラ四] 1 絶えず火が燃えつづける。また、一面に燃え広がる。「—・る火のほとりにはありながら」〈延宝版宇津保・国譲下〉 2 心の中の苦しみが、絶えることなく続く。「わが恋の消ゆる間もなく苦し...
めっ‐きゃく【滅却】
[名](スル)ほろびること。すっかりなくなること。また、ほろぼすこと。すっかりなくすこと。「心頭を—すれば火もまた涼し」「敵艦過半—し、水雷艇殆んど全滅の今日」〈独歩・愛弟通信〉
もうまくどうみゃくへいそく‐しょう【網膜動脈閉塞症】
網膜の動脈がつまって、血流が途絶えてしまう病気。網膜の神経細胞が壊死すると、光の情報を感知できなくなり、視覚が失われる。血流は治療しなくても再開することが多いが、神経細胞は虚血状態に弱いため、速...
もの‐うらめ・し【物恨めし】
[形シク]なんとなくうらめしい。「つれなくて過ぐる月日を数へつつ—・しき暮れの春かな」〈源・竹河〉
飯(めし)の食(く)い上(あ)げ
収入がなくなり、生活ができなくなること。
もの‐すご・い【物凄い】
[形][文]ものすご・し[ク] 1 ひじょうに気味が悪い。なんとも恐ろしい。「怒った顔が—・い」「断崖絶壁の続く—・い所」 2 並の程度をはるかに超えている。はなはだしい。「人出が—・い」「—・...
もの‐つつま・し【物慎まし】
[形シク]何となくはばかられる。何となく恥ずかしい。「たち聞き、かいまむ人のけはひして、いといみじく—・し」〈更級〉
もの‐さわがし・い【物騒がしい】
[形][文]ものさわが・し[シク] 1 なんとなく騒々しい。「—・い場内」 2 世の中などの状態が穏やかでない。物騒(ぶっそう)である。「発砲事件が頻発して—・い」 3 なんとなくあわただしい。...
もの‐こいし・い【物恋しい】
[形][文]ものこひ・し[シク]なんとなく恋しい。「どことはなく—・いような心持がする」〈三重吉・桑の実〉
もの‐ごわ・し【物強し】
[形ク]なんとなくかたくるしい。なんとなくうちとけない。「すくよかに言ひて、—・きさまし給へれば」〈源・若紫〉