なに‐ごこち【何心地】
1 どんな気持ち。なにごころ。「かかる繁き中に、—して過ぐし給ふらむ」〈源・蓬生〉 2 どんな病気。「—にかあらむ、そこはかとなくいと苦しけれど」〈かげろふ・中〉
なに‐ごころ【何心】
どういう考え。どんな気持ち。なにごこち。「—ありて海の底まで深う思ひ入るらむ」〈源・若紫〉
なにごころ‐な・い【何心無い】
[形][文]なにごころな・し[ク]はっきりした考え、意図がない。なにげない。また、無心である。「万年筆で—・く二三行書きかけた時」〈漱石・明暗〉 「—・く御前にもて参りて」〈堤・虫めづる姫君〉
なに‐ごと【何事】
1 どのような事柄。どんなこと。「—によらず命令に従う」「突然の銃声は—か」 2 (多く「も」を伴って)あらゆること。万事。「—も辞さない」「—も運を天にまかせる」 3 (相手をとがめる気持ちで...
何事(なにごと)も因縁(いんねん)
すべての事は前世からの因縁によって起こり、偶然ということはありえないの意。