なま‐なれ【生熟れ】
[名・形動] 1 熟れ鮨で、十分熟成していないもの。 2 果物などで、十分熟していないもの。 3 十分に熟達していないこと。また、そのさまや、そのような人。「—な商人の来る節句前」〈川柳評万句合〉
なま‐にえ【生煮え】
[名・形動] 1 十分煮えていないこと。また、そのもの。半煮え。「—な(の)ジャガイモ」 2 未熟なこと。また、そのさま。「—な(の)知識をふりまわす」 3 どちらともはっきりせず、煮えきらない...
なま‐にく【生肉】
火を通していない、なまの肉。
なま‐にく・し【生憎し】
[形ク]どことなく憎らしい。少しもかわいげがない。「いとつつみなく、もの馴れたるも—・きものから」〈源・橋姫〉
なま‐にょうぼう【生女房】
宮仕えにまだなれていない女房。新参で未熟な女房。青女房。「ある人のもとに—のありけるが」〈宇治拾遺・五〉
なま‐にんじゃく【生人尺】
[名・形動ナリ]「生半可(なまはんか)」に同じ。「(ドラ息子ノ)居続けへ—な母の文」〈柳多留・二〉
なま‐ぬか・る【生抜かる】
[動ラ四]うっかり油断する。また、どことなく間が抜けている。「—・って侮られな」〈浄・松風村雨〉
なま‐ぬり【生塗(り)】
塗り方が不十分であること。また、塗って、乾きが不十分であること。「—の看板」
なま‐ぬる・い【生温い】
[形][文]なまぬる・し[ク] 1 少しあたたかい。中途半端にあたたかい。また、変にあたたかい。なまあたたかい。「—・いふろ」「—・い春風」 2 きびしさがない。手ぬるい。「—・い処置」「しつけ...
なま‐のみこみ【生呑み込み】
十分に理解しないで、わかった積もりになること。