ゆ‐えい【輸贏】
「しゅえい(輸贏)」の慣用読み。「ましてや実際の活戦場に、—を相争う実業家にあっては」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉
やみ‐の‐うつつ【闇の現】
暗やみの中での現実。暗やみの中で、実際にあっても判然としないこと。「かたちの、面影につと添ひておぼさるるにも、—には猶劣りけり」〈源・桐壺〉 [補説]書名別項。→闇のうつつ
ゆう‐ぐん【遊軍】
1 戦列の外にあっていつでも出動できるように待機している軍隊。遊撃隊。 2 決まった任務につかず、必要に応じて活動できるよう待機している人。「—記者」
もう‐こん【毛根】
毛の、皮膚の内部にあって毛包に包まれている部分。下端の球状にふくらんだ所で栄養を受け、細胞分裂が行われて毛が伸びる。
もさ
[間助]《「申さん」の音変化か。近世の関東語》文末にあって親愛の気持ちを表す。「霞む祇園の恋しいぞ—」〈奴俳諧〉
もち‐ふだ【持(ち)札】
1 トランプや花札で、参加者が手もとに持っている札。手札。 2 手もとにあって、必要に応じていつでも使える人やもの。
や‐いの
[連語]《間投助詞「や」+終助詞「いの」。近世上方の女性語》文末にあって、訴えかけたり強く言いかけたりする意を表す。「わしもいっしょに死ぬるぞ—」〈浄・曽根崎〉
は【歯】
1 鳥類以外の脊椎動物の口の中にあって、食物の保持・咀嚼(そしゃく)や攻撃・防御に関与する硬い器官。人間では言語の発声にも関与し、乳歯が生え換わると永久歯が出る。顎骨(がっこつ)に上下2列に並ん...
の‐てんじょう【野天井】
二重にした天井のうち、上層にあって下からは見えない天井。
し‐りん【四輪】
仏語。 1 大地、すなわち須弥山(しゅみせん)の下にあって世界を支えているという4種の大円輪。下から空輪・風輪・水輪・金輪(こんりん)。 2 転輪王の感得する金・銀・銅・鉄の4種の輪宝。