がい‐さい【睚眥】
《「睚」も「眥」も、目尻、にらむ、の意》目を怒らして、憎らしそうににらみつけること。また、その目つき。
目(め)を据(す)・える
目の玉を動かさないで一点をじっと見る。「—・えてにらみつける」
ちょう‐と【丁と】
[副]《古くは「ちょうど」》 1 物が強くぶつかり合うさま。また、その音を表す語。はっしと。ばしっと。「太刀を—打ち下ろす」 2 激しくにらみつけるさま。「入道相国を—にらまへて」〈平家・五〉 ...
じろっ‐と
[副]目玉を動かしてにらみつけるさま。じろりと。「係員は—男の顔を見た」
ねめ‐か・く【睨め掛く】
[動カ下二]にらみつける。「おの(=キサマ)、後にあはざらんやは、とて—・けて帰りにければ」〈宇治拾遺・九〉
にらみ‐かえ・す【睨み返す】
[動サ五(四)]相手からにらまれた際に、こちらからもにらみつける。「負けずに相手を—・す」
ねめ‐つ・ける【睨め付ける】
[動カ下一][文]ねめつ・く[カ下二]にらみつける。「じーっと鋭く私の眉間を—・けました」〈谷崎・痴人の愛〉
目(め)に角(かど)を立(た)・てる
ひどく怒ってにらみつける。目角(めかど)を立てる。「—・てるほどのことでもない」
へい‐げい【睥睨/俾倪】
[名](スル) 1 にらみつけて勢いを示すこと。「天下を—する」 2 横目でじろりとにらみつけること。「眼は限られたる暗き壁を—し」〈透谷・楚囚之詩〉
はた
[副] 1 唐突に物を打ったりぶつけたりするさま。「—とひざを打つ」 2 動作や状況が急に変わるさま。「—と思い当たる」「—と答弁に詰まる」 3 一点を見すえるさま。「—とにらみつける」 4 完...