にわ‐とり【鶏/雞】
《庭の鳥の意》キジ科の鳥。古くから家禽(かきん)化され、東南アジアに分布するセキショクヤケイ(赤色野鶏)が原種に近いといわれる。あまり飛ばず、頭頂に赤いとさかをもつ。卵用のレグホン、肉用のコーチ...
にわとり‐あわせ【鶏合(わ)せ】
「とりあわせ」に同じ。
にわとりそうどう【鶏騒動】
半田義之の短編小説。強欲な老婆と亡命ロシア人の交流を描く。昭和14年(1939)発表。同年、第9回芥川賞受賞。
にわとりははだしだ【ニワトリはハダシだ】
森崎東監督による映画の題名。平成16年(2004)公開。人並みはずれた記憶力をもつ少年が検察庁の汚職事件に巻き込まれていくさまを描く。出演、肘井美佳、石橋蓮司、余貴美子ほか。
にわとり‐びと【鶏人】
⇒けいじん(鶏人)
にわとり‐ぼこ【鶏鉾】
京都の祇園会(ぎおんえ)に出る山鉾(やまぼこ)の一種。山車(だし)の屋形の軒に鶏の形をした飾りをつけたもの。
にわとりむこ【鶏聟】
狂言。婿が人から婿入りの作法として鶏冠をつけて鶏の鳴き声をまねるようにうそを教えられ、そのとおりにすると、舅(しゅうと)も婿に恥をかかすまいと鳴き返す。
鶏(にわとり)を割(さ)くにいずくんぞ牛刀(ぎゅうとう)を用(もち)いん
《「論語」陽貨から》小事を処理するのに、大人物に頼んだり大げさな方法を用いる必要はないというたとえ。
にわ‐ない【新嘗】
「にいなめ(新嘗)」に同じ。「天照大神の—きこしめす時を見て」〈神代紀・上〉
にわ‐に‐たつ【庭に立つ】
[枕]庭に生い立つ麻の意から、「麻」にかかる。「—麻手小衾(あさでこぶすま)」〈万・三四五四〉