ねり‐ざんしょう【練(り)山椒/煉り山椒】
求肥(ぎゅうひ)に山椒の粉またはしぼり汁を加えて練った和菓子。
ねり‐しゅ【練り衆/邌り衆】
祭礼で、行列をつくって、ねり歩く人々。「こなたほど鑓(やり)は振らねどもお祓の—」〈浄・阿波鳴渡〉
ねり‐じま【練り縞】
熨斗目(のしめ)の純白で光沢のある絹織物。「—の裏形に、いかなる絵師か筆をうごかせし」〈浮・一代女・四〉
ねり‐せいひん【練(り)製品/煉り製品】
魚肉に食塩を加えてすりつぶし、練って加工した食品。かまぼこ・ちくわ・はんぺんの類。練り物。
ねり‐そ【練り麻】
木の枝、または、つる草などをねじって縄の代わりとしたもの。薪などを束ねるときに用いる。「かの丘に萩刈るをのこ縄をなみねるや—の砕けてぞ思ふ」〈拾遺・恋三〉
ねり‐ぞめ【練(り)染(め)】
生糸を、精練してから、または精練と同時に染色すること。また、そのもの。
ねり‐つち【練(り)土/煉り土】
粘土に石灰や小砂利、苦汁(にがり)などをまぜあわせたもの。
ねり‐つば【練鐔/煉鐔】
「練革鐔(ねりかわつば)」に同じ。
ねり‐づり【練(り)釣(り)】
船を練るようにゆっくりこぎまわしながら魚を釣ること。
ねり‐なお・す【練(り)直す】
[動サ五(四)] 1 一度練ったものを、もう一度練る。「餡(あん)を—・す」 2 計画・構想などを再検討する。「案を—・す」