ねんじ‐かえ・す【念じ返す】
[動サ四]気を取りなおして我慢する。「少将、そらごとといらへまほしけれど、—・して臥し給へり」〈落窪・一〉
ねんじ‐すぐ・す【念じ過ぐす】
[動サ四]我慢して時を過ごす。「人の言ひ伝ふべきころほひをだに思ひのどめてこそはと—・し給ひつつ」〈源・幻〉
ねんじ‐は・つ【念じ果つ】
[動タ下二]我慢しとおす。「いかでか立ちとまりたまはむ。我らもえこそ—・つまじけれ」〈源・蓬生〉
ねんじ‐ぶつ【念持仏】
日常身につけたり身辺に置いたりして拝む仏像。また、本尊として信仰する仏。持仏。
ねんじべつ‐しすうほう【年次別指数法】
火災保険で、対象となる建物を再調達価額で評価する方法の一つ。新築時の価額に保険会社が定める建築費倍率を乗じて算出する。
ねん‐じゃ【念者】
男色関係で、兄分の者。念人。「われも江戸に置いたらば—のある時分ぢゃが」〈浮・五人女・四〉
ねん‐じゅ【年寿】
人の寿命。人のいのち。
ねん‐じゅ【念珠】
《珠(たま)を一つ繰るごとに念仏を唱えるところから》数珠(じゅず)。ねんず。
ねん‐じゅ【念誦】
[名](スル)仏語。心の中で仏に祈り、口に仏の名号(みょうごう)や経文などを唱えること。念仏誦経(ねんぶつじゅきょう)。ねんず。
ねん‐じゅう【年中】
1 《「ねんちゅう」とも》1年の間。年間。「—無休」 2 ある年代の間。年間。「宝暦—」 3 (副詞的に用いて)いつも。始終。「—働いてばかりいる」