なら‐の‐だいぶつ【奈良の大仏】
奈良東大寺大仏殿の本尊。毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)の金銅座像で、像高14.87メートル。聖武天皇の発願により天平勝宝元年(749)創建、同4年開眼供養。二度の戦火などで改鋳が重ねられ、台座蓮弁...
成(な)らぬ堪忍(かんにん)するが堪忍(かんにん)
がまんできないことをこらえるのが、本当の忍耐というものである。
ならで‐は
[連語] 1 (多く「ならではの」の形で)ただ…だけ。「日本—の習慣だ」 2 (多く、下に打消しの語を伴って)…でなくては。…以外には。「下町—見ることのできない光景」「恩愛の道—、かかる者の心...
成(な)らぬ中(うち)が楽(たの)しみ
物事は、成就してしまえばそれほどのことはなく、結果がどうなるだろうと考えているうちが楽しみなのである。待つうちが花。
なれ‐ども
[接]《断定の助動詞「なり」の已然形+接続助詞「ども」から》前の事柄とあとの事柄が、反対・対立の関係にあることを示す。であるが。けれども。なれど。「田舎仏師の拵えたものでございましょう。—金箔を...
なら‐え【奈良絵】
室町末期から江戸初期にかけて、冊子本(奈良絵本)・絵巻物の挿絵として描かれた絵画。奈良興福寺などの絵仏師の作との説があるが、呼称は明治以降に生まれたもので、奈良との関係は不明。明るい彩色の素朴な...
なん‐たる【何たる】
[連体]非難・詠嘆などの気持ちを表す語。なんという。「—醜態」 [連語]どのようなものである。「学問の—かを知る」
なんごしゅうい【難後拾遺】
源経信の歌論書。全1巻。応徳3年(1086)頃の成立とみられる。後拾遺和歌集の84首を抜粋して批判したもので、勅撰集に対する最初の論難書。
なん‐だって【何だって】
[感]相手の言葉をとがめたり、問い返したりするときに発する語。なんだと。「—、もう一度言ってみろ」 [連語] 1 《「なんだといって」の音変化》どういうわけで。どうして。なぜ。「—今まで黙っ...
ナンキン‐こくみんせいふ【南京国民政府】
1927年4月、国民党右派の蒋介石が反共クーデターによって南京に樹立した政府。広東を拠点とする国民革命政府が、北伐を通して勢力を拡大したもので、同年8月、国民党左派の武漢政府を吸収して、列国の承...