のら‐いも【野良芋】
収穫したあとに残った芋が越冬し、翌春に芽生えたもの。雑草とみなされる。
のら‐かせぎ【野良稼ぎ】
田畑に出て農作業をすること。野良仕事。
のら‐がらす【野良烏】
1 ねぐらのない烏。「—、うかれがらすの浮き名も消えて」〈鶉衣・鴉箴〉 2 たえずそこに出入りして事情に通じている者。「くけん阿波座の—、月夜はなほか闇の夜も」〈浄・淀鯉〉
のら‐ぎ【野良着】
野良仕事で着る衣服。
のら‐くら
[名・形動]怠けて遊んでいること。また、そのさまや、その人。「—者」「彼のような—な息子を生んだことを」〈佐藤春夫・都会の憂鬱〉 [副](スル) 1 「ぬらりくらり2」に同じ。「—(と)した...
のら‐クラウド【野良クラウド】
⇒ローグクラウド
のらくらものにっき【のらくら者日記】
「愉しい放浪児」の別邦題。
のらくろ
田河水泡(たがわすいほう)作の連載漫画。また、その主人公の名。のら犬の黒吉が軍隊に入り、失敗を重ねながらも昇進していく物語漫画で、雑誌「少年倶楽部」の昭和6年(1931)新年号に初登場した。
のら‐しごと【野良仕事】
田畑に出てする仕事。農事。
のら◦す【宣らす/告らす】
[連語]《動詞「の(宣)る」の未然形+上代の尊敬の助動詞「す」》おおせになる。おっしゃる。「あらたまの年の経ぬれば今しはとゆめよ我が背子(せこ)我が名—◦すな」〈万・五九〇〉