ち‐りゃく【知略/智略】
才知に富んだはかりごと。知謀。「—をめぐらす」
てい‐ゆう【帝猷】
帝王のはかりごと。「—をかたぶけ、国家をあやぶめんとするもの」〈平家・五〉
とう‐りゃく【党略】
政党・党派がみずからの利益を得るためにめぐらすはかりごと。「党利—」
とく‐さく【得策】
利益のあるはかりごと。うまいやりかた。「引き受けるのが—だろう」
寝首(ねくび)を掻(か)・く
1 眠っているところを襲って、首を切り取る。「敵将の—・く」 2 人の油断に乗じて、卑劣なはかりごとで陥れる。「同業者に—・かれる」
はかり‐ご・つ【謀つ】
[動タ四]《名詞「はかりごと」の動詞化。古くは「はかりこつ」》 1 はかりごとをめぐらす。「舎利弗に会ひて秘術を相競(くら)べん事を—・つ」〈今昔・一・九〉 2 だます。あざむく。「人に追はれ、...
謀(はかりごと)は密(みつ)なるを良(よ)しとす
計略は秘密にしなければ成功しない。はかりごとは密なるをもって良しとす。
はか・る【計る/量る/測る/図る/謀る/諮る】
[動ラ五(四)]《「はか」に活用語尾の付いたもの》 1 (計る・測る・量る) ㋐ある基準をもとにして物の度合いを調べる。特に、はかり・ゲージなどの計測機器で測定する。「体温を—・る」「距離を—・...
はら‐げい【腹芸】
1 芝居で、役者がせりふや動作に出さず、感情を内面的におさえてその人物の心理を表現する演技。 2 はかりごとを言葉や行為に出さず、腹の中で企むこと。また、直接言葉で指示するのではなく度胸や迫力で...
ひ‐けい【秘計】
1 秘密のはかりごと。「—を案じる」 2 間に入って取り持つこと。仲介。周旋。「—を廻らして、誤り無き旨を宥(いう)ぜられ」〈義経記・四〉