はしり‐さ・る【走り去る】
[動ラ五(四)]走ってその場から離れる。乗り物などが急激に遠ざかることにもいう。「野ウサギが—・る」「猛スピードで列車が—・る」
はしり‐しゅう【走衆】
1 鎌倉・室町時代、将軍外出のとき、徒歩で前駆を勤め、警固に当たった者。徒(かち)の者。 2 江戸時代、徒組(かちぐみ)の組衆。
はしり‐す・ぎる【走り過ぎる】
[動ガ上一][文]はしりす・ぐ[ガ上二] 1 走って通過する。「走者が目の前を—・ぎる」 2 気を早くまわしすぎる。先走る。「某が思案があるといふに、—・ぎた」〈伎・仏の原〉
はしり‐ずみ【走り炭】
「跳ね炭」に同じ。《季 冬》「うき人の顔にもかかれ—/召波」
はしり‐たかとび【走り高跳び】
陸上競技の種目の一。助走して片足で踏み切り、バーを落とさずに跳びこえ、その高さを競う跳躍競技。ハイジャンプ。 [補説](2024年9月現在)世界記録男子:2.45メートル(1993年7月27日 ...
はしり‐だ・す【走り出す】
[動サ五(四)] 1 走り始める。「汽笛を鳴らしながら夜汽車が—・す」 2 物事が動き始める。始動する。「夢の実現に向けてプロジェクトが—・す」
はしり‐ぢえ【走り知恵】
[名・形動ナリ]物事を早のみこみして思慮の浅いこと。また、そのさま。「ましてや—なる兄嫁なんどが何として知るべし」〈浮・五人女・一〉
はしり‐づかい【走り使い】
《「はしりつかい」とも》言いつかってこまごました用事に走りまわること。また、その人。
はしり‐づゆ【走り梅雨】
梅雨に先立って、ぐずつく天候。梅雨の前触れ。《季 夏》
はしり‐で【走り出】
門口。また、門口に近い所。一説に山などの地勢が横に低く続いているさまともいう。はしりいで。「我が二人見し—の堤に立てる槻(つき)の木の」〈万・二一〇〉