産湯(うぶゆ)を使(つか)・う
生まれたばかりの赤ん坊を初めて入浴させる。「神田の水で—・った江戸っ子だ」
うまれ‐しょう【生まれ性】
《「うまれじょう」とも》生まれながらにもっている性質。生まれつき。「—かとばかりにて声も惜しまず泣きゐたる」〈浄・宵庚申〉
うぶ‐ゆ【産湯】
生まれたばかりの赤ん坊を初めて入浴させること。また、その湯。「—を使わせる」
うぶ‐ご【産子】
生まれたばかりの子。あかご。
えんせい‐かん【厭世観】
1 この世の中では幸福や満足を得られず、積極的な価値は認めがたいとする人生観。また、そのような人生観に基づく哲学上の立場。厭世主義。ペシミズム。⇔楽天観。 2 物事の成り行きを悪い方向にばかり考...
おう‐わく【枉惑】
[名・形動ナリ]道義に反する言動によって人を惑わすこと。また、そのさま。「いかなる—の奴(やっこ)、人たばかりて物取らんとて構へ事するならん」〈今昔・一四・四四〉
おぼ‐めか・し
[形シク]《動詞「おぼめく」の形容詞化》 1 はっきり見えない。おぼろげである。「夕涼みといふほど、物のさまなども—・しきに」〈枕・二二四〉 2 記憶などが確かでない。「そのかた(=和歌ノ方面)...
お‐だい【御台】
《「御台盤」の略》 1 飯・菜などを盛った器をのせる長方形の台。「—に、はしの台ばかりすゑたり」〈宇治拾遺・七〉 2 飯(めし)をいう女性語。「二合半の盛り切り—、咽(のど)に詰まって」〈浄・宵庚申〉
おとこ‐ぐるま【男車】
平安時代、男の乗り物とされていた牛車(ぎっしゃ)。「一条より詣づる道に、—二つばかりひきたてて」〈更級〉
おそれ‐い・る【恐れ入る/畏れ入る】
[動ラ五(四)] 1 相手の好意などに対して、ありがたいと思う。恐縮する。「ご厚情のほど—・ります」 2 相手に失礼したり、迷惑をかけたりしたことに対して、申し訳なく思う。「恐れ入りますが」の形...