おき‐ぬけ【起(き)抜け】
寝床から起き出したばかりのこと。起きがけ。起きしな。「—に一服すう」
お‐さん【御三/御爨】
1 台所で働く下女の通称。おさんどん。「台所にては—が器物洗う音ばかりして」〈露伴・五重塔〉 2 台所仕事。おさんどん。「—もする、お針もする」〈蘆花・思出の記〉 [補説]貴族の屋敷の奥向き「御...
おきて【掟】
《動詞「おき(掟)つ」の連用形から》 1 守るべきものとしてすでに定められている事柄。その社会の定め。決まり。また、法律。法度(はっと)。「家の—」「—に背く」 2 かねてからの心づもり。計画。...
おき‐しな【起きしな】
《「しな」は、…するときの意の接尾語》起きようとするとき。また、起きたばかりのとき。起きがけ。起きぬけ。「—は機嫌が悪い」
しょうじん‐ばら【精進腹】
精進物ばかりを食べている腹。粗食して栄養物をとっていない腹。「朝(あした)の豆腐売りさへ稀に、なほ—のどこやら物淋しく」〈浮・一代男・二〉
しょう‐せい【小成】
わずかばかりの成功。小事を成しとげること。「—に安んずる」
わる‐ずい【悪推】
「悪推量」の略。「—ばかりせずと、浜の宿へ寄ってくんなよ」〈人・梅児誉美・三〉
ふん‐し【憤死】
[名](スル) 1 激しい怒りのうちに死ぬこと。「—するかと想うばかりの険相で」〈紅葉・二人女房〉 2 野球で、ランナーが惜しいところでアウトになること。「本塁突入むなしく—する」
ぶん‐じゃく【文弱】
[名・形動]学問や芸事にばかりふけっていて弱々しいこと。また、そのさま。「—な(の)息子を案じる」
ふわ‐つ・く
[動カ五(四)] 1 ふわふわとひるがえる。「スカートの裾が—・く」 2 気持ちに落ち着きがなくなる。「左(そ)う—・いた所ばかりから出来上ってるように解釈されちゃ可哀想だ」〈漱石・明暗〉