目褄(めつま)を忍(しの)・ぶ
人に見られないようにする。また、男女が密会する。「彼の—・んでの、少しばかりの悪戯(いたずら)は大目に見よう」〈秋声・仮装人物〉
目(め)に掛(か)か・る
見える。目に留まる。目につく。→御目(おめ)に掛かる「町の女房のよろしからぬ事ばかり—・りぬ」〈浮・男色大鑑・一〉
めし‐い・ず【召し出づ】
[動ダ下二]「めしだす」に同じ。「二三人ばかり—・でて」〈枕・二三〉
め‐ぬき【目抜き】
[名・形動]目立つこと。中心的であること。また、そのさま。「浜町の—な土地百坪ばかり」〈荷風・腕くらべ〉
もず‐かんじょう【百舌勘定】
《鳩・鴫(しぎ)・百舌が15文の買い食いをして勘定をするとき、百舌は、鳩に8文、鴫に7文出させて、自分は1文も出さなかったという昔話から》勘定のとき、自分は金を出さないで他人にばかり出させようと...
孟母(もうぼ)三遷(さんせん)の教(おし)え
《「古烈女伝」母儀・鄒孟軻母から》孟子の母は、はじめ墓場のそばに住んでいたが、孟子が葬式のまねばかりしているので、市場近くに転居した。ところが今度は孟子が商人の駆け引きをまねるので、学校のそばに...
もじ‐きなか【文字寸半】
《「文字」は一文銭の表に書かれた字。「きなか」は一文銭の直径1寸の半分の意》少しばかりの金。また、わずかなもの。一文半銭。「人様の物—、盗もと思ふ気は出さぬわい」〈浄・伊賀越〉
もい【椀/盌】
水や酒を盛る器。鋺(まり)。わん。「一尺三寸ばかりのわたきの—に」〈宇津保・あて宮〉
めん‐くい【面食い/面喰い】
顔立ちのよい人ばかりを好むこと。また、その人。器量好み。
ねん‐じゅう【年中】
1 《「ねんちゅう」とも》1年の間。年間。「—無休」 2 ある年代の間。年間。「宝暦—」 3 (副詞的に用いて)いつも。始終。「—働いてばかりいる」