はなっ‐ぱしら【鼻っ柱】
《「はなばしら」の音変化》人と張り合って負けまいとする意気。向こう意気。負けん気。鼻っぱし。鼻っぱり。
はなのうえのほまれのいしぶみ【花上野誉石碑】
浄瑠璃。時代物。10段。司馬芝叟(しばしそう)・筒井半平らの合作。天明8年(1788)江戸肥前座初演。幼児の敵討ちが主題で、4段目「志度寺(しどうじ)」が有名。
はなやにっき【花屋日記】
江戸後期の俳諧書。2巻。藁井文暁編。文化8年(1811)刊。最初「芭蕉翁反古文(ばしょうおうほごぶみ)」の書名であったが、天保年間(1830〜1844)の再版で現書名となった。芭蕉の門人の手記や...
バタン‐しょとう【バタン諸島】
《Batanes Islands》フィリピン最北部に浮かぶ諸島。北の台湾との間にバシー海峡があり、南のバブヤン諸島とバリンタン海峡で隔てられる。バタン島、イトバヤット島、サブタン島など南北に連な...
パターン‐オン‐パターン【pattern on pattern】
柄に柄を重ねる、という意味で、同柄、または異なった柄の服種を組み合わせて着こなすこと。また、プリント柄などの場合では、チェック柄や水玉柄に花柄などを飛ばしたものをいう。
はしぶと‐がらす【嘴太鴉】
カラス科の鳥。全長57センチくらい。全身黒色でくちばしが太い。ハシボソガラスとともに日本の一般的なカラス。山林や都市に多い。アジアに分布。やまがらす。
ばしゃ・れる【婆娑れる】
[動ラ下一]《「ばしゃら」の動詞化》派手でしまりがなくなる。だらしなくなる。「—・れたなりで会はれもせず」〈浄・氷の朔日〉
ば‐しょう【芭蕉】
バショウ科の多年草。高さ約5メートルの葉鞘(ようしょう)の密に重なった偽茎が直立し、先に葉をつける。葉は長さ約2メートルの楕円形で、葉脈に沿って裂けやすい。夏、黄色の雄花と雌花との穂ができ、まれ...
ば‐しゃく【馬借】
1 中世、馬上に荷を乗せて運んだ運送業者。主に畿内とその周辺に発達。近江(おうみ)の大津・坂本、山城の木津などが有名。しばしば土一揆の主体となった。 2 「馬借一揆」の略。「京都は—の沙汰之(こ...
ばしょう‐せん【芭蕉扇】
唐扇の一。バショウの葉鞘(ようしょう)で作った円形のもの。