ばつ‐ざ【末座】
「まつざ(末座)」に同じ。「—に主人廉蔵と母の斧枝とが…控えて」〈魯庵・社会百面相〉
ばつざん‐がいせい【抜山蓋世】
《「史記」項羽本紀から》山を抜き取るほどの力と、世をおおいつくすほどの気力があること。英雄豪傑の力と意気の形容。力(ちから)山を抜き気は山を蓋(おお)う。
ばつ‐じゅう【抜重】
[名](スル)スキーやスノーボードで、雪面にかかる重さを減らすこと。屈伸やステップの踏み替えなどによって行う。また、オートバイや自転車の操作で、重心を移動させるテクニックについてもいう。
ばつ‐じょ【末女】
すえの娘。まつじょ。
ばつ‐じょ【祓除】
[名](スル)災いを除き、けがれを祓うこと。また、その儀式。ふつじょ。
ばつ‐ぞう【末造】
末の世。末世。また、末期。「幕府—の江戸の町に生れて」〈鴎外・半日〉
ばつ‐ぞく【閥族】
1 身分の高い家柄。また、その一族。 2 閥をつくっている一族や集団。「—政治」
ばつなんだ【跋難陀】
《(梵)Upananda》八大竜王の一。マガダ国を守護し、慈雨を降らせ、飢饉(ききん)がないようにした。跋難陀竜王。
ばつ‐にち【伐日】
陰陽道(おんようどう)で、下のものが上のものをおかすという悪日。
ばつ‐びょう【抜錨】
[名](スル)船の錨(いかり)を巻き上げること。錨を上げて出帆すること。⇔投錨。「何時—すべきやも知れざれば」〈独歩・愛弟通信〉