ひな‐にんぎょう【雛人形】
雛祭りに飾る人形。形代(かたしろ)が起源ともいわれ、紙製のものが平安時代からみられる。江戸時代に入って布製で公家の正装姿の内裏雛(だいりびな)が現れ、数段の雛段に三人官女・五人囃子(ばやし)・随...
ひな‐の‐うすつぼ【雛の臼壺】
ゴマノハグサ科の多年草。山地に自生し、葉は長卵形で対生する。夏、暗赤紫色の壺状の花を多数つける。
ひな‐の‐しゃくじょう【雛の錫杖】
ヒナノシャクジョウ科の多年生の菌従属栄養植物。本州中部地方の暗い森林に自生。地下茎は小さな塊状。葉緑素を欠き、白色で、高さ3〜15センチ。葉は鱗片(りんぺん)状。夏、茎の先に白い筒状の花が集まっ...
ひな‐の‐せっく【雛の節句】
3月3日の雛祭りの節句。桃の節句。《季 春》
ひな‐びと【鄙人】
田舎の人。里人(さとびと)。
ひな・びる【鄙びる】
[動バ上一][文]ひな・ぶ[バ上二]いかにも田舎という感じがする。いなかめく。「山あいの—・びた温泉場」
ひ‐なぶり【火弄り/火嬲り】
「火遊び」に同じ。「火鉢のもと、人待つ宵の—や」〈浄・重井筒〉
ひな‐ぶり【鄙振り/夷曲/夷振り】
1 田舎めいていること。また、そのもの。 2 上代の歌謡の一。地方の歌が宮廷に取り入れられ、大歌になったもので、その歌詞から名づけられたものらしい。 3 狂歌のこと。「きさまも—の一首もよむじゃ...
ひ‐なべ【火鍋】
⇒火鍋子(ホーコーツ)
ひな‐まつり【雛祭(り)】
3月3日の上巳(じょうし)の節句に、女児のある家で雛人形を飾り、菱餅・白酒・桃花などを供えて祝う行事。けがれ・災いを人形(ひとがた)に移しはらおうとする風習が起源とされる。雛遊び。ひいなまつり。...