やえ‐ざき【八重咲き】
花びらが数多く重なって咲くこと。また、その花。重弁花。「—の椿(つばき)」
や‐え【八重】
1 八つ重なっていること。転じて、数多く重なっていること。また、そのもの。「七重の膝(ひざ)を—に折る」 2 花びらが数多く重なっていること。また、その花。重弁(じゅうべん)。「—の椿(つばき)」
やえ‐やまぶき【八重山吹】
ヤマブキの一品種。花期が遅く、花のしべが花びらに変わり八重咲きとなったもので、実はできない。《季 春》
やしゃ‐びしゃく【夜叉柄杓】
スグリ科の落葉小低木。深山の古木などに着生する。葉は腎円形で縁にぎざぎざがあり、長い柄をもつ。4、5月ごろ5弁花が咲き、萼(がく)が花びらより大きく、淡緑白色。実は緑色で丸く、腺毛が密生。天梅(...
やま‐しゃくやく【山芍薬】
ボタン科の多年草。山地の林内に生え、高さ約50センチ。葉は3枚の倒卵形の小葉からなる複葉。4〜6月、白い花を上向きに半開きにつけ、花びらは5〜7枚あるが、萼(がく)は3枚。くさぼたん。
やま‐ぼうし【山法師】
ミズキ科の落葉高木。山野に生え、葉は楕円形で先がとがり、対生。夏、淡黄色の小花が集まってつき、花びら状の4枚の白い苞(ほう)をもつ。実は集合果で、秋に赤く熟し、食用。四照花。やまぐわ。《季 夏》...
ラインツ‐どうぶつこうえん【ラインツ動物公園】
《Lainzer Tiergarten》オーストリアの首都ウィーンの西郊にある公園。かつてハプスブルク家の狩猟場だったウィーンの森に位置する。広大な敷地の一部にシカやイノシシが放し飼いにされてい...
ようらく‐つつじ【瓔珞躑躅】
ツツジ科の落葉低木。九州の山地に自生し、楕円形の葉が枝先に集まってつく。5月ごろ、紅紫色で花びらの先が四つに裂けている筒状の花が下向きに咲き、瓔珞に似る。
ようきひ‐ざくら【楊貴妃桜】
サトザクラの一品種。花は八重で4月ころ咲き、花びらは淡紅色であるが先端は濃紅色。奈良興福寺の僧玄宗がめでたことからの名という。《季 春》「むれ落ちて—尚あせず/久女」
よ‐おもて【四面】
四つの面。周囲すべて。しめん。「夜の御帳の帷子(かたびら)を、—ながらあげて」〈源・鈴虫〉