ベクトル‐しんでんず【ベクトル心電図】
心電図誘導法の一種。心臓の収縮周期の間に生じる電位変化の大きさと方向を、陰極線オシロスコープ上に投影像として表示するもの。
ベクトル‐せき【ベクトル積】
⇒外積(がいせき)
ベクトル‐ば【ベクトル場】
空間の任意の各点にベクトル量が与えられた場。物理学における電磁場や重力場のほか、地上の各点における風向・風速もベクトル場とみなせる。
ベクトル‐フォント【vector font】
コンピューターの字体で、文字を、ベクトル(向きと長さをもつ線分)の集まりとして表現する方式。ドットの集まりで定義した従来のフォントに比べて、拡大・変形してもなめらかに表示できる。
ベクトル‐ポテンシャル【vector potential】
電磁場を記述する一つの方法として導入されたベクトル量。量子電磁力学では、これを用いた記述が物理的に重要であるとされる。→アハラノフ‐ボーム効果
ベクトル‐りょう【ベクトル量】
ベクトルの性質をもつ物理量。力・速度・電界など。
ベクトル‐りょうしか【ベクトル量子化】
連続的な量を離散的なとびとびの数値で表す(量子化する)とき、複数の数値をまとめてベクトル量とし、似通ったベクトルから代表的なベクトルを選んで符号化(エンコード)することで、近似的に離散的な数値に...
べく‐ない【可内】
《「可(べく)」の字は、もと手紙文などで「可行候(ゆくべくそうろう)」のように必ず上に置くが、それを「ない」で否定して、下に付くの意。人名になぞらえて「内」を当てた》江戸時代、武家の下男の通称。
べく‐のみ【可(く)飲み】
可杯(べくさかずき)で酒を飲むこと。杯を下に置かないですぐに飲み干すこと。
べく‐は
[連語]《助動詞「べし」の連用形+係助詞「は」》…はずなら。…できるなら。「詠みてむやは、詠みつ—はや言へかし」〈土佐〉