とほん
[副]《「とぼん」とも》気ぬけしているさま。呆然(ぼうぜん)。ぼんやり。「—として居た小女(こおんな)の喜野が立とうとする」〈鏡花・歌行灯〉
とぼけ‐もの【恍け者】
1 まぬけたふりをして、こっけいな言動をする人。 2 ぼんやりした人。うっかりもの。 3 しらばくれる人。
とろん
[副]眠けや酒の酔いなどで、目つきがぼんやりとして、生気がないさま。「—として、眠そうだ」
なが・める【眺める】
[動マ下一][文]なが・む[マ下二] 1 視野に入ってくるもの全体を見る。のんびりと遠くを見る。広く見渡す。「星を—・める」「田園風景を—・める」 2 じっと見つめる。感情をこめて、つくづくと見...
ね‐す・ぎる【寝過ぎる】
[動ガ上一][文]ねす・ぐ[ガ上二] 1 いつもより時間を長く寝てしまう。「—・ぎて頭がぼんやりする」 2 「寝過ごす」に同じ。「—・ぎて列車に遅れる」
ねぼけ‐がお【寝惚け顔】
寝ぼけた顔つき。また、ぼんやりとした顔つき。ねぼけづら。
ねぼけ‐ごえ【寝惚け声】
ねぼけていう声。ねぼけたようなぼんやりした声。「—で電話に出る」
ね‐ぼ・ける【寝惚ける】
[動カ下一][文]ねぼ・く[カ下二] 1 目が覚めたばかりでまだ頭がよくはたらかず、ぼんやりしている。「起き抜けの—・けた顔」 2 眠ったままの状態で起き上がって、無意識におかしな言動をする。「...
のう‐の‐きり【脳の霧】
判断力・思考力・集中力が低下し、ぼんやりとして、頭の中に霧がかかったように感じられる状態。医学上、厳密な定義はない。倦怠感をともなう場合がある。ブレーンフォグ。
八月(はちがつ)の槍(やり)
《八月には盂蘭盆(うらぼん)があるので、「盆」と「槍」から》ぼんやりしていることをいうしゃれ。七月の御槍(おやり)。