まつりのば【祭りの場】
林京子の中編小説。長崎出身の作者の被爆体験を綴る。昭和50年(1975)発表。同年、第18回群像新人文学賞、第73回芥川賞受賞。
まつり‐はらえ【祭り祓え】
陰陽師(おんようじ)が、病気平癒の祈願のために行うおはらい。
まつり‐ばやし【祭り囃子】
神社の祭礼の際に、山車(だし)や屋台の上などで行われる囃子。多く太鼓・笛を主にして、鉦(かね)をあしらう。《季 夏》
まつり‐や【祭り屋】
神・祖先の霊をまつるための建物。廟(びょう)。「蘇我大臣蝦夷、己が祖の—を葛城の高宮に立てて」〈皇極紀〉
まつ‐りゅう【末流】
1 川の下流。 2 末の世。 3 血筋の末。子孫。ばつりゅう。「源氏の—」 4 芸能・技芸などの流派の末。また、末端の小さな分派。末派。ばつりゅう。「堂上歌学の—をくむ」
まつ・る【祭る/祀る】
[動ラ五(四)] 1 儀式をととのえて神霊をなぐさめ、また、祈願する。「先祖のみ霊(たま)を—・る」「死者を—・る」 2 神としてあがめ、一定の場所に安置する。「菅原道真を—・ってある神社」 3...
まつ・る【纏る】
[動ラ五(四)]まつりぐけをする。まつり縫いをする。「スカートの裾を—・る」 [可能]まつれる
まつ・る【奉る】
[動ラ四]《「祭る」と同語源》 1 「やる」「おくる」の謙譲語。尊者に献上する。差し上げる。「秋つ葉ににほへる衣我は着じ君に—・らば夜も着るがね」〈万・二三〇四〉 2 (その動作を受ける尊者を主...
まつ‐ろ【末路】
1 道の終わり。 2 一生の最後。晩年。ばつろ。「人生の—」 3 盛りを過ぎて衰え果てた状態。なれのはて。ばつろ。「英雄が哀れな—をたどる」
まつろ・う【服ふ/順ふ】
[動ハ四]《「まつらう」の音変化》服従する。従う。「大君に—・ふものと定まれる官(つかさ)にしあれば」〈万・四二一四〉 [動ハ下二]服従させる。従わせる。「もののふの八十伴の緒を—・ヘの向け...