みず‐うち【水打ち】
1 水を打つこと。水をまくこと。 2 和紙を湿らせて、墨のにじみを防ぐこと。 3 歌舞伎の囃子(はやし)の一。幕開きで奴(やっこ)が水を打っている場面に用いることが多いところからいう。
みず‐うちわ【水団扇】
透けるように薄い雁皮紙(がんぴし)に、ニスを塗って作られたうちわ。耐水性が高い。水でぬらしてあおぐことで、涼味を楽しむもの。岐阜の特産。→岐阜団扇
みず‐うまや【水駅】
《「みづむまや」とも表記》 1 水辺の宿場。船路の宿場。すいえき。 2 街道の宿場。また、茶店。人が飲食したり馬に水を飲ませたりしたところからいう。 3 平安時代の男踏歌(おとことうか)で、踏歌...
みずうみ
《原題、(ドイツ)Immensee》シュトルムによる短編小説。1849年刊。青春時代の夢のような恋を、老人の回想の形で描いた作品。
みず‐うみ【湖】
《「水海」の意》周囲を陸地で囲まれたくぼ地に水をたたえる水域。池や沼よりは大きく、沿岸植物の侵入できない深さのもので、ふつう最深部が5メートル以上をいう。 [補説]書名別項。→みずうみ
みず‐うら【水占】
水による占い。水の増減・清濁、また、水にもみ・豆などを落として沈みぐあいで占うなど、いろいろな方法がある。みずだめし。
みず‐うり【水売り】
1 水が乏しい、または水質が悪い地域で、飲料用の水を売り歩いた商売。また、その人。 2 江戸時代、夏に、砂糖・白玉団子を入れた冷水を売り歩いた商売。また、その人。
みず‐え【水絵】
1 水彩画。 2 浮世絵版画の一。輪郭に墨線を使用せず、紅・黄・緑などの淡色のみの色版で摺(す)ったもの。錦絵(にしきえ)が誕生する前に流行。
みず‐え【瑞枝】
みずみずしい若い枝。「柳の—」「滝の上の三船の山に—さししじに生ひたるとがの木のいや継ぎ継ぎに」〈万・九〇七〉
みず‐えのぐ【水絵の具】
水で溶いて使う絵の具。水彩画に用いる。