耳(みみ)驚(おどろ)・く
聞いてびっくりする。「物の音どもの、みな等しく—・き侍るは」〈源・若菜下〉
みみおり‐ひょうし【耳折り表紙】
製本で、薄表紙の場合、表紙のちりを大きくして小口に折り込むように仕立てたもの。
みみ‐かき【耳掻き】
耳あかなどをとるための、先が小さなしゃくし形になった細い棒。
みみかき‐ぐさ【耳掻草】
タヌキモ科の多年生の食虫植物。湿地に生え、高さ10〜15センチ。細く白い地下茎が泥中を走り、捕虫袋がまばらにつく。葉は線形で地下茎から出る。8〜10月、花茎を出して、黄色の花を数個つける。花後、...
みみ‐かくし【耳隠し】
女性の髪形の一。ウエーブをつけた毛髪で耳を覆い隠すようにし、後ろで小さくまとめた束髪。大正末期に流行。
みみ‐かざり【耳飾り】
耳につける装身具。耳たぶにはさんだり、ねじで留めたり、穴をあけてつるしたりする。耳輪。イヤリング。ピアス。
みみ‐かしこ・し【耳賢し】
[形ク]音などを聞き分ける力がすぐれている。耳が肥えている。「—・き人、ただならぬ唄なり、それを、と」〈浮・一代男・三〉
みみ‐かす【耳滓】
耳垢(みみあか)。みみくそ。
みみ‐がい【耳貝】
ミミガイ科の巻き貝。暖海の岩礁にすむ。貝殻はアワビに似た耳形で細長く、殻径約10センチ。殻表は褐色で滑らか。呼吸孔は管状にならず、5〜7個ある。食用。
耳(みみ)が痛(いた)・い
他人の言葉が自分の弱点をついていて、聞くのがつらい。「親友の忠告を聞くのは—・い」