むね【旨/宗】
1 中心となるもの。また、重要なもの。「安全を—とする」 2 (旨)述べたことの中心。趣旨。趣意。「辞退する—を伝える」
むね【胸】
1 首と腹との間の部分。哺乳類では横隔膜により腹部と仕切られ、肋骨(ろっこつ)に囲まれて肺・心臓などが収まる。「—を張って歩く」 2 心臓。「—をときめかす」 3 肺。「排気ガスで—をやられる」...
むね【棟】
[名] 1 ㋐屋根の最も高い所。二つの屋根面が接合する部分。位置と構造により、大棟・降棟(くだりむね)・隅棟などとよぶ。 ㋑棟木(むなぎ)。 2 牛車(ぎっしゃ)の屋形の上に、前後に渡した木。...
胸(むね)開(あ)・く
心が晴れ晴れする。気分がよくなる。「亡きあとまで、人の—・くまじかりける人の御おぼえかな」〈源・桐壺〉
むね‐あげ【棟上げ】
[名](スル)家を建てるとき、骨組みを組み立て、最上部に棟木(むなぎ)を上げること。また、そのときに行う儀式。上棟(じょうとう)。建前(たてまえ)。
むねあげ‐しき【棟上げ式】
⇒上棟式(じょうとうしき)
むね‐あつ【胸熱】
《「胸が熱くなる」の略》俗に、感動がこみ上げること。強く心を打たれること。「—のストーリー展開」
むね‐あて【胸当て】
1 衣服の汚れを防ぐために胸に当てる布。胸掛け。 2 胸のあたりをおおう鎧(よろい)。 3 江戸時代、火事装束の一。胸を保護するもの。
胸(むね)痛(いた)・し
心が痛むようす。非常につらい。「—・き事なし給ひそ」〈竹取〉
むね‐うち【棟打ち/刀背打ち】
「峰打(みねう)ち」に同じ。「—を喰わせられた様な心持がする」〈漱石・琴のそら音〉