むかえ‐ゆ【迎へ湯】
産湯(うぶゆ)を使わせるとき、相手役として産児を受け取ること。また、その役の人。「御—におりたち給へるも、いとあはれに」〈源・若菜上〉
むか・える【迎える/邀える】
[動ア下一][文]むか・ふ[ハ下二]《「向かう」と同語源》 1 人の来るのを待ち受ける。「旧友を駅に—・える」「拍手で—・える」 2 呼んで、来てもらう。呼びよせる。「医者を—・える」 3 招い...
むか‐か【無花果】
イチジクの漢名。
むかきゅう‐エンジン【無過給エンジン】
⇒自然吸気エンジン
むかく‐ぎゅう【無角牛】
角のない牛の品種。肉牛・乳牛に多い。
むかく‐しゃ【無格社】
旧制度で、社格のない神社。
むかく‐わしゅ【無角和種】
和牛の一種。毛色は黒で、角がない。大正時代に黒毛和種と外国種のアバディーンアンガス種を交配して作られた。山口県が主産地。
むか‐ご【零余子】
葉の付け根にできる、多肉で球状の芽。地上に落ちると根を出して、新しい個体となる。ヤマノイモでは茎、オニユリでは鱗片葉が変化してできる。鱗芽。珠芽。肉芽。ぬかご。《季 秋》「雨傘にこぼるる垣の—か...
むかご‐いらくさ【零余子蕁麻】
イラクサ科の多年草。山地に生え、高さ約60センチ。全体にとげ状の毛がある。葉の付け根にむかごができる。開花は夏。雌雄同株。
むか‐さ・く【向か離く】
[動カ下二]はるか遠く離れている。「—・くる壱岐(いき)の渡りを目頰子(めづらこ)来到(きた)る」〈継体紀・歌謡〉 [補説]用例の「むかさくる」を「壱岐」の枕詞とする説がある。