めい‐げつ【名月】
陰暦8月15日の月(芋名月)。また、陰暦9月13日の月(栗(くり)名月・豆名月)。《季 秋》「—を取ってくれろとなく子かな/一茶」
めい‐げつ【明月】
曇りなく澄みわたった満月。また、名月。《季 秋》「—や無筆なれども酒は呑む/漱石」
めいげつ‐いん【明月院】
神奈川県鎌倉市にある臨済宗建長寺派の寺。山号は、福源山。もと最明寺の塔頭(たっちゅう)で、上杉憲方の創建。アジサイの名所で、あじさい寺と通称される。
めいげつき【明月記】
鎌倉時代、藤原定家の漢文体日記。治承4〜嘉禎元年(1180〜1235)までの公事・故事・歌道に関する見聞などを記し、史料としての価値が高い。
明月(めいげつ)地(ち)に堕(お)ちず白日(はくじつ)度(ど)を失(うしな)わず
天体の運行は不変の法則によって営まれる。天運にさからうことはできないことをいう。
めいげつはちまんまつり【名月八幡祭】
池田大伍による新歌舞伎。河竹黙阿弥による世話物の歌舞伎狂言「八幡祭小望月賑(よみやのにぎわい)」を改作したもの。大正7年(1918)、歌舞伎座にて初演。
めい‐げん【名言】
事柄の本質をうまくとらえた言葉。「けだし—である」「—を吐く」
めい‐げん【明言】
[名](スル)はっきり言いきること。言明。「—を避ける」「偽りのないことを—する」
めい‐げん【鳴弦】
邪気を払うために、弓の弦を手で引き鳴らすこと。また、その人。天皇の入浴のときや貴人の誕生・病気の際などに広く行われた。つるうち。ゆみづるうち。
めい‐げん【迷言】
《「名言」をもじった語》もっともらしく見えるが、意味の分からない語句。