かがみ‐の‐ま【鏡の間】
1 能舞台で、橋懸かりの奥の揚げ幕のすぐ内にある板敷きの部屋。姿見鏡を置き、役者は登場直前にここで面(おもて)をつけ、気を統一する。 2 江戸時代、歌舞伎舞台で大臣柱と大臣柱の間の本舞台になると...
おもいれ【思入れ】
《「おもいいれ」の音変化》 [名] 1 「思い入れ1」に同じ。「三人—してついと這入(はい)る」〈伎・幼稚子敵討〉 2 考えをめぐらすこと。思案。「みなみな—を言へば」〈咄・筆のはじめ〉 ...
おろ‐そか【疎か】
[形動][文][ナリ] 1 いいかげんにすませたり軽く扱ったりして、まじめに取り組まないさま。疎略。なおざり。「遊びに夢中で勉強が—になる」 2 簡素なさま。粗末。「いと—に、軟障(ぜじゃう)ば...
おもん‐ぱか・る【慮る】
[動ラ五(四)]《「おもいはかる」の音変化。「おもんばかる」とも》周囲の状況などをよくよく考える。思いめぐらす。「相手の体面を—・る」
かい【廻】
[人名用漢字] [音]カイ(クヮイ)(漢) エ(ヱ)(呉) [訓]めぐる まわる 〈カイ〉まわる。まわす。かえる。「廻状・廻船・廻転」 〈エ〉めぐらす。まわす。めぐる。「廻向(えこう)/輪廻...
かい【回】
[音]カイ(クヮイ)(漢) エ(ヱ)(呉) [訓]まわる まわす めぐる かえる [学習漢字]2年 〈カイ〉 1 ぐるりとまわる。「回転・回避/迂回・周回・巡回・旋回・転回」 2 順に送る。「...
がい‐かく【外郭/外廓】
城や建物の周囲にめぐらす囲い。そとがこい。そとぐるわ。転じて一般に、そとまわり、外側のもの。⇔内郭。
がい‐へき【外壁】
外側の壁。また、壁の外側。「—をめぐらす」⇔内壁。
がい‐ぶん【涯分】
[名]身分に相応していること。身の程。分際。「—を計らざるに似たりといへども」〈太平記・六〉 [副]力の及ぶかぎりするさま。精いっぱい。「—武略をめぐらして、金闕無為なるやうに成敗仕るべし」...
かい‐てん【回天】
1 《天をめぐらす意》時勢を一変させること。衰えた勢いを盛り返すこと。「其—の素志を貫く勇気を維持し得たというじゃあないか」〈逍遥・当世書生気質〉 2 旧日本海軍が第二次大戦中に用いた、人間が操...