もち‐うち【望打ち】
正月14・15日の小正月に、祝い棒を持って行う予祝儀礼。また、その祝い棒。果樹をたたくなどして収穫の豊穣を予祝する。なり木責め。なり祝い。望ぎり。
もちうるち‐せい【糯粳性】
イネ科植物の種子に含まれるでんぷんの性質。炊いたときに粘りけが強いものは糯(もち)性、弱いものは粳(うるち)性とよばれる。
もち‐おい【餅負い】
生後満1歳の初誕生祝いの行事。子に一升餅を背負わせて尻餅をつかせたりする。餅誕生。力餅。→餅踏み
もち‐おうぎ【持ち扇】
所持している扇。特に、陣中で、軍配団扇(ぐんばいうちわ)に対して、常の扇のこと。「目近といふは…常の—」〈続狂言記・目近大名〉
もち‐おくり【持(ち)送り】
壁や柱などに取り付けて、庇(ひさし)・梁(はり)・棚・床などの突出部分を支える横材。装飾を兼ねたものが多い。ブラケット。
もち‐おもり【持(ち)重り】
初めはそうでもないのに、持っているうちにだんだん重く感じること。「—のする包みを抱え直す」
もち‐かえ・す【持(ち)返す】
[動サ五(四)]悪い方向へ進んだ状態やなりゆきが元にもどる。「経営が少し—・した」
もち‐かえり【持(ち)帰り】
持って帰ること。買った品物などを自分で持って帰ること。また、出された料理などをその場で食べないで持って帰ること。テークアウト。「配達でなく—にする」
もちかえり‐ざんぎょう【持(ち)帰り残業】
勤務時間内に終わらなかった仕事を、持ち帰って自宅など職場以外の場所で行うこと。
もち‐かえ・る【持(ち)帰る】
[動ラ五(四)] 1 持って帰る。「釣った魚を—・る」 2 議題など、もう一度もとの部署で検討するため持って帰る。「課題として—・る」