なか‐ご【中子/中心】
1 物の中央部。中心。また、しん。「—のできた飯を噛んで食べた」〈嘉村・途上〉 2 ウリ類の中心の種子を含んだ柔かな部分。 3 (「茎」とも書く)刀剣類の、柄(つか)に入っている部分。 4 入れ...
なか‐しょうじ【中障子】
部屋を仕切る襖(ふすま)障子や衝立(ついたて)障子。なかそうじ。「—のもとに、宰相の君を召し出でて」〈浜松・二〉
なか‐どおり【中通り】
1 本通りと裏通りとの間の通り。「—の商店街」 2 上等と下等の中間。中等。「—の侍衆一人、是は香の物ばかりでよし」〈浄・西王母〉 3 「中通り女」の略。「—の女は経帷子を縫ふなど」〈浮・懐...
なぐさめ‐ぐさ【慰め種/慰め草】
心を慰める材料。心をいやすもととなるもの。「命侍らむ限りは、何か朝夕の—にて見過ぐしつべし」〈源・東屋〉
ながれのほとり【流れのほとり】
神沢利子の文、瀬川康男の挿絵による児童文学作品。幼少期を樺太(からふと)で過ごした著者の体験をもとに書かれた。昭和51年(1976)刊行。昭和52年(1977)、日本児童文芸家協会賞受賞。
ながはま【長浜】
滋賀県の北端、琵琶湖岸にある市。もと今浜といったが、羽柴秀吉が城下町をつくり、長浜と改めた。ビロード・縮緬(ちりめん)の産地。平成18年(2006)浅井(あざい)町・びわ町と合併。平成22年(2...
なか‐なおり【仲直り/中直り】
[名](スル) 1 仲が悪くなっていた人達が、もとのように仲よくなること。和解。和睦(わぼく)。「弟と—する」 2 (中直り)死期が近づいたとき、病状が一時的に小康状態になること。
とり‐たが・う【取り違ふ】
[動ハ下二]間違えて取る。とりちがえる。「人のもとにさるもの包みて送るやうやはある。—・へたるか」〈枕・八四〉
とり‐かえし【取(り)返し】
[名]取り返すこと。もとの状態に戻すこと。「—のつかない失敗」
[副]ふたたび。あらためて。「昔のこと—悲しくおぼさる」〈源・桐壺〉
とお・む【撓む】
[動マ四]たわむ。しなう。「沖つ波—・む眉引(まよび)き大舟のゆくらゆくらに面影にもとな見えつつ」〈万・四二二〇〉