ひり‐ひり
[副](スル) 1 皮膚や粘膜に、軽くしびれるような痛みを感じるさま。また、辛味が強く舌などが軽くしびれるさま。「日に焼けて背中が—(と)する」「のどが—(と)する」 2 細長いものなどが、小刻...
ひむろ【氷室】
謡曲。脇能物。宮増(みやます)作といわれる。朝臣が丹波の氷室山に立ち寄ると、氷室守(もり)の老人が氷を都へ運ばせるいわれを語り、やがて氷室の中から氷室明神が現れ、采女(うねめ)が氷を運ぶのを守護する。
ほど‐な・し【程無し】
[形ク] 1 距離が小さい。また、高くない。「海も浅し山も—・しわが恋を何によそへて君に言はまし」〈拾遺・恋一〉 2 広さがない。狭い。「—・き所なれば、君もやがて聞き給ふ」〈源・若紫〉 3 時...
まら・する
[動サ下二・サ変]《「まいらす」の連体形「まいらする」の音変化。連用形に「まらし」の形も現われ、サ行変格活用としても用いられ、終止形も「まらする」が普通となった》 1 「やる」の意の謙譲語。差し...
庇(ひさし)を貸(か)して母屋(おもや)を取(と)られる
1 一部を貸したために、やがて全部を奪われるようになる。 2 保護してやった相手に、恩をあだで返される。
夜(よ)を籠(こ)・む
まだ夜が明けないでいる。夜がまだ深い。「—・めて竹の編み戸にたつ霧の晴ればやがてやあけむとすらむ」〈山家集・上〉
ライフ‐サイクル【life cycle】
1 生活環。 2 人間の一生をいくつかの過程に分けたもの。 3 ある製品が開発され、発展普及し、やがて新製品の開発によって衰退する一連の過程。製品の一生。
よ‐そう【予想】
[名](スル)物事の成り行きや結果について前もって見当をつけること。また、その内容。「—が当たる」「混雑が—される」 [用法]予想・予期——「結果は予想(予期)したとおりだった」「予想(予期)に...
りょう‐のう【菱脳】
脳の発生の過程でできる脳胞の最も後方のふくらみ。内腔に第四脳室があり、やがて前部が後脳に、後部が髄脳に分化する。
ゆう‐だ・つ【夕立つ】
[動タ四] 1 夕方、風・雲・波などが起こり立つ。「かきくもり—・つ波の荒ければうきたる舟ぞしづ心なき」〈新古今・羇旅〉 2 夕立が降る。「朝露に濡れにし袖を乾(ほ)すほどにやがて—・つわが袂か...