やま‐せみ【山翡翠/山魚狗】
カワセミ科の鳥。全長38センチくらい。体は白と黒の鹿の子模様で頭に冠羽があり、くちばしは黒く大きい。アジア東部に分布。山地の渓流などにすみ、水に飛び込んで魚を捕って食べる。かのこしょうびん。《季 夏》
やま‐せん【山千】
《「海千山千」の略》山に千年住むこと。世知にたけ、老獪(ろうかい)なこと。また、その人。
やま‐ぜり【山芹】
セリ科の多年草。山地の湿った所に生え、高さ約1メートル。葉は羽状複葉で、小葉は卵形。7〜10月、白い小花を散形につける。
やま‐そだち【山育ち】
山に育つこと。また、その人。山家(やまが)育ち。
やま‐そわ【山岨】
山の険しい所。山のがけ。
やま‐ぞい【山沿い】
山に沿うこと。また、山に沿った場所。「—に人家が点在する」
やまたい‐こく【邪馬台国/耶馬台国】
「三国志」の魏志倭人伝に記載される、3世紀ごろ日本にあった国。女王卑弥呼(ひみこ)が統治。2世紀後半の倭の大乱では、諸国が卑弥呼を倭王として共立することでまとまったという。所在地については北九州...
やま‐たか【山高】
1 山形に高くなっていること。中高(なかだか)であること。 2 「山高帽子」の略。
山(やま)高(たか)からざれば則(すなわ)ち霊(れい)ならず
《「世説新語」排調から》山は高くなければ神霊があるとは思えないの意で、人も徳がなければ尊くないということ。
山(やま)高(たか)きが故(ゆえ)に貴(たっと)からず
《「実語教」の「山高きが故に貴からず、樹あるを以(もっ)て貴しと為す」から》どんなに外観がりっぱであっても、内容が伴わなければすぐれているとはいえない。物事は見かけだけで判断するなというたとえ。