やわら
[副]静かに。そっと。徐々に。やおら。「—たち退かせ給ひにけり」〈大鏡・道長上〉
やわら‐か【柔らか/軟らか】
[形動][文][ナリ] 1 ふっくらとして堅くないさま。また、しなやかなさま。「—な餅」「—な布団」「—なからだ」 2 おだやかなさま。柔和なさま。「—な日ざし」「—な言い方」 3 堅苦しくない...
やわらか・い【柔らかい/軟らかい】
[形][文]やはらか・し[ク]《形容動詞「やわらか」の形容詞化》 1 ふっくらとして堅くない。また、しなやかである。「—・い食べ物」「—・い毛布」「足腰が—・い」⇔かたい。 2 おだやかである。...
やわらかい‐エックスせん【柔らかいX線】
⇒軟X線
やわらかいボタン
《原題Tender buttons》米国の詩人スタインの処女詩集。1914年刊。別邦題「やさしいボタン」。
やわらかなほほ【柔らかな頰】
桐野夏生のミステリー小説。失踪した娘を捜す母親と元刑事が、事件の真相を追う姿を描く。平成11年(1999)刊行。同年、第121回直木賞受賞。平成13年(2001)テレビドラマ化。
やわらか‐め【柔らかめ/軟らかめ】
[名・形動]比較的やわらかいと感じる程度・状態。「—にゆでたうどん」
やわらか‐もの【柔らか物】
1 手ざわりのやわらかい織物。絹物。また、それで作った衣服。 2 好色な読み物。艶本(えんぽん)。
やわら‐がに【柔蟹】
十脚目ヤワラガニ科のカニ。岩礁の海草の間にすみ、甲幅約5ミリ。甲は丸みのある三角形で、体は柔軟。
やわら‐がみ【和ら紙】
大和国吉野から産した薄手の和紙。鼻紙などに用いた。吉野紙。