ようゆう‐ひかく【溶融皮殻】
隕石が大気圏に突入する際、空力加熱により表面が溶融してできる薄い層状の構造。隕石に特有の構造であり、地上で形成された岩石にはみられない。溶融殻。フュージョンクラスト。
ようゆう‐ひばい【溶融飛灰】
廃棄物をガス化溶融炉や灰溶融炉で溶融処理する際に発生する煤塵。亜鉛・鉛・銅・カドミウムなどの非鉄金属が高濃度で含まれている。従来は焼却飛灰と同様に埋め立て処分されていたが、近年、溶融飛灰を再処理...
よう‐よ【容与】
[形動タリ]ゆったりとしているさま。ゆるやかに動くさま。「絳節(かうせつ)羽憧(うどう)その間に—たり」〈山中人饒舌・下〉
よう‐よ【腰輿】
「手輿(たごし)」に同じ。
よう‐よう
[副]一度口に入れた物を吐き出すときの声を表す語。「大なる骨喉(のど)にたてて、—といひけるほどに」〈宇治拾遺・一三〉 [補説]歴史的仮名遣いは「ゑうゑう」とも表記。
よう‐よう
[感] 1 人を誘ったり呼びかけたりするときに発する声。「—、どこに行くのかね」 2 はやすとき、ひやかすときなどに発する声。「—、ご両人」
よう‐よう【夭夭】
[ト・タル][文][形動タリ]若若しく美しいさま。顔色が穏やかでのびのびしているさま。「桃の—たる時節にはあらねども」〈鉄腸・花間鶯〉
よう‐よう【揚揚】
[ト・タル][文][形動タリ]誇らしげなさま。得意げなさま。「意気—と引きあげる」「—と正面を向いて歩いている」〈漱石・虞美人草〉
よう‐よう【揺揺】
[ト・タル][文][形動タリ]ゆらゆらと揺れ動くさま。また、動揺して落ち着かないさま。「—として定まらぬ心」
よう‐よう【杳杳】
[ト・タル][文][形動タリ]暗くはっきりしないさま。また、遠くかすかなさま。「何処の寺の鐘か—として野末を渡る」〈蘆花・自然と人生〉